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ラオス小児医療強化プロジェクト:救える命を救うために…

現場活動が本格化する前の3月は、スタッフのトレーニング月間です。熱心に研修に臨むスタッフの様子をお届けします。

ファーストエイドトレーニング実施


3月14日、MdMメディカルコーディネーターをトレーナーに、ファーストエイドトレーニングを実施しました。
医師でもあるメディカルコーディネーターのシポンさんは、常に最新の医療知識を取り入れるための勉強を厭わない積極的なスタッフの一人です。前半はファーストエイドキットのアイテムを一通り確認し、止血法を実践。後半は県病院にお借りしたマネキンを使い、心肺蘇生法を実践学習しました。
トレーニングでは、多くの質問が出ましたが、あらかじめウェブサイトなどで最新の情報をまとめるなどの用意が出来ていたシポンさんは、ひとつひとつ丁寧に質問に答えていきます。

参加したスタッフは、「少し怖い気もするけど、『世界の医療団』の一員として活動をするのであれば、目の前に助けが必要な人がいたら何とかしたい」と話し、熱心に実践練習に取り組んでいました。

ラオス小児医療強化プロジェクト ラオス小児医療強化プロジェクト
-止血について説明するシポンさん(立っている男性) -一人ずつ心肺蘇生を実践


緊張の実践練習、予防接種を届ける!


3月12日から2週間にわたり、MdMコミュニティヘルスワーカー(CHW)2人が、フアパン県病院の母子保健センターで実習を受けました。
実習では、県病院のスタッフから指導を受けながら、子どもを抱いてやってきた父母を対象に健康教育を実践、VHC(村落健康普及委員会)が村人を相手に健康教育をする時の緊張感と難しさを実感したと話していました。
今後、CHWのピアさんとタワッサイさんは、県・郡保健局スタッフとともに、VHCを対象にした研修を行います。2017年に行なった合計18回の研修でもサポート役を担った若い2人は、自身の健康教育に関する知識や技術不足を反省点として振り返っていました。

今回のVHC研修を通じて、CHWが住民にとって少しでもよい相談役になれることを期待したいと思います。

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フリップチャートで子どもの予防接種について説明するタワッサイさん(左)とピアさん(右)

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子どもをあやしながら健康教育を受け、予防接種の順番を待つ母親たち



本事業は事業資金の多くを外務省「日本NGO連携無償資金協力」の支援を受け、2017年2月より活動を展開しています。

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