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ロヒンギャ難民キャンプ現場便り Vol.2:現地スタッフの役割

私たち世界の医療団のスタッフとともに活動する現地バングラデシュ人スタッフは、ロヒンギャ難民と医療をつなぐホットラインでもあり、活動になくてはならない大切な活動パートナーです。

外国人によるキャンプでの活動に対する規制が強まっています。
外国人のキャンプへの出入りが制限される中、活躍が期待されるのが現地スタッフです。

難民支援の過程のひとつ 現地スタッフの育成


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私たちは、活動前に実施する事前研修、実地研修、そして実際の活動を通じ現地スタッフの育成に努めています。キャンプ出発前、戻った後のミーティング、キャンプ活動中の電話連絡、日々そのひとつひとつを欠かすことはできません。難民支援の過程は、現地スタッフ育成の過程でもあります。


適切な保健医療サービスを受けるための大切な目印


アウトリーチ活動のファーストステップは、保健医療サービスが必要な人々を探し出し、クリニックに繋ぐことです。

ミャンマーで保健医療サービスへのアクセスが制限されていたロヒンギャの人たちは、自身の栄養健康状態に対する認識力が弱く、それらを言語化することさえできないこともあるのです。せっかくクリニックに行っても、きちんと症状が説明できず、まちがった診断を受けてしまっては元も子もありません。

ロヒンギャ難民キャンプ現場便り Vol.2 このような事態を避けるため、アウトリーチ活動では、対象者がクリニックを訪れる際に持参するトークンを渡しています。トークンの裏面にはクリニック訪問理由と整理番号が書かれており、クリニックのスタッフはこのトークンを確認することで患者の栄養健康状態を理解でき、アウトリーチ活動をするスタッフは整理番号を確認することで、その後も適切にフォローアップできるようになります。

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