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ロヒンギャ難民キャンプ現場便り Vol.1:CHW研修がスタート

~必要なひとに必要な医療を届けるために~

2017年8月25日以降、ミャンマーからバングラデシュへの避難民数は655,500人*、避難民が暮らすキャンプではあらゆる必需品やサービスが不足し、差別や暴力の恐怖から逃れてもなお、ロヒンギャ民は過酷な生活を強いられています。難民の大量流入により、設備など支援がまったく追いついていません。医療面も同様、劣悪な衛生環境下での感染症の蔓延が懸念され、実際ジフテリアで命を落としています(その多くがこどもたち)。栄養不良、怪我や持病の治療、そしてこころのケアが必要とされているにもかかわらず、混乱する現場では医療を必要とする人に、医療を届けることがなかなかできません。

ロヒンギャ緊急医療支援 私たち世界の医療団日本の活動では、現地スタッフとともにチームを組成、アウトリーチ活動を行うことで、もっとも保健医療サービスを必要とする人々に接触します。また、ロヒンギャの人々は、体調不良など健康状態の悪化を隠す傾向があるといいます。言語、文化、慣習に通じるCHW(コミュニティ・ヘルス・ワーカー)が保健医療サービスを受ける必要性を説き、クリニックに通うにあたっての心理的・物理的障壁の最小化を図り、クリニックを訪れるように促します。

ロヒンギャの人に医療を届けるために、CHWの果たす役割は重要です。この活動によって、ロヒンギャ難民の栄養と健康に対する意識に働きかける活動を継続的に行い、1人でも多くの医療を必要とする人に、医療を届けてまいります。
* IOM Bangladesh 2018/1/14現在

*この活動は、ジャパン・プラットホーム(JPF)の助成金と皆様からのご寄付によって実施しております。

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