※クリスマスチャリティ 2017への申込は終了いたしました。
クリスマスチャリティ 2017
世界の医療団が難民支援活動を展開するイタリアは、地中海を渡ってヨーロッパを目指す人々が最初に足を踏み入れる国のひとつです。2017年1月から8月までに、保護者がいない、または、離ればなれになってひとりでイタリアに着いた未成年者は13,227人、全体の13パーセントにも及びます(UNHCR発表)。彼らの多くは、頻発する紛争、迫害、家庭内暴力から自分の命を守るため、自らの意思で逃れてきましたが、ただでさえ厳しい難民としての行路を、ひとりで歩んでいるのです。
クリスマスもひとりきりで旅を続け、難民キャンプで過酷な旅のトラウマと闘っている、ひとりでも多くの未成年者たちに医療を届けるため、カリフォルニアで生まれたバッグブランドBAGGUのご協力をいただき、「クリスマスチャリティ2017 プレゼント企画」を実施いたします。
内容
下記期間に5,000円(一口)以上のご寄付をくださった方、抽選で30名様にBAGGUご提供の世界の医療団ロゴ入りバッグ(左)をプレゼントいたします。期間
2017年11月27日(月)~2017年12月22日(金)※当選者への発送をもって発表にかえさせていただきます
ご協力
未成年の難民たち
イタリア南西部に位置するカラブリアは、多くの難民が到着する町のひとつです。
ここの難民キャンプで、世界の医療団は、ギニア出身の少年、アルファに出会いました。彼はカラブリアに到着してから約1年になります。ギニアでは民族紛争が絶えず、必死の思いで7,000キロの距離を移動してきました。彼は、途中で通過したリビアで数か月もの間投獄され、その当時の体験がトラウマとして強く残っています。
「僕は、弟と一緒でした。リビアに入ったとき、突然、武装した男に弟が捕まり、僕の目の前で殺されました」
長く、危険で、孤独な旅は、未成年者たちに強いストレスを与えます。過酷な経験をしてきた彼らは、ヨーロッパに到着するときには精神が非常に不安定な状態になっており、PTSD(心的外傷後ストレス障がい)を発症しているケースもみられます。世界の医療団は、アルファのようにひとりきりで旅をし、大人でも抱えることができないようなつらい体験をした未成年者に特化した、こころのケアを実施しています。
プロジェクトの詳しい内容はこちらから
©Olmo Calvo