デング熱予防の啓発活動も合わせて実施、今回は医療班によるお声がけなども行いました。昼晩の炊き出しの配食は300食以上、その他カキ氷やスイカ割り、鍼灸、マッサージ、衣料品の配布などが行われました。
慰霊祭では、私たちの活動でご縁があった4名の方の死を偲び、キリスト教および各宗派による追悼が捧げられました。
そのうち1名の方の病気が判明したのはがんが末期になってから、その後、その方が継続的に医療を受けることができたのは路上を脱してからのことでした。おひとりは路上から緊急搬送された病院で、お亡くなりになりました。
夜の医療相談会には50名以上の相談者があり、中には重篤な症状を抱える方もおられました。
生活保護の受給が決まれば医療へとつなげることができますが、申請が通らない、また受給できたとしても中間施設に収容されるなどの条件を避け、医療が必要にも関わらず、医療を受けられない人がいます。継続的医療を受けるためには、安心できる安定した生活環境が不可欠です。医療へのアクセスは、誰もが有する権利でなくてはなりません。
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