気候変動、長引く紛争による農作物の不作は、ナイジェリア、ソマリア、イエメンそして南スーダンで栄養危機を引き起こしています。 子ども140万人を含む2千万人もの人々がすでに栄養失調に苦しんでおり、私たちが今行動を起こさなければ、この4つの国々の食糧不足と広がりつづける貧困は、さらなる苦しみと死をもたらすでしょう。
世界の医療団も加盟している「Consortium 12-12」は、食料や水の提供、医療支援と保護、衛生改善、農業に関する能力の強化などを行っています。
しかし、私たちは、あなたの支援を必要としています。この危機は緊急であり、複雑で巨大です。迅速な行動がなければ、すでに食糧不足が懸念されているエチオピア、チャド、ケニヤ、ウガンダ、ニジェールもまた危機のスパイラルに陥るでしょう。
彼らの命を救うため、今ご支援ください。
各国での世界の医療団の活動
ナイジェリア
ナイジェリア北東部では、過激派組織「ボコ・ハラム」の襲撃から逃れるため、多くの人々が避難民となっています。世界の医療団は2016年より、2つのモバイルホスピタルをナイジェリア北東部ボルノ州で運営し、プライマリーヘルスケア、子どもと妊婦への特別な栄養治療を行っています。 国際支援事業部ゼネラルマネージャーのジャン・フランソワ・コティは言います。
「人々はきれいな水、食べ物、そしてシェルターを必要としています。状況は逼迫しており、人々の食糧へのアクセスは危機にさらされています。なぜなら、もはや魚を捕らえることも、牛を飼育することもできないからです」
医療ニーズは甚大ですが、紛争により医療施設の30%が破壊され損害を受けており、医療制度は崩壊したままになっています。
ジャン・フランソワは続けます。「ボコ・ハラムは医療センターを破壊し、医療従事者の命を奪いました。医薬品、設備が不足しています。現在あるインフラの90%では、栄養失調の子どもたちを受け入れることができません。これは忘れられた人道危機であり、強い努力が求められています。」
最も緊急的なニーズに対応するため、10トンの医薬品等が送られてきましたが、まだ足りていません。
イエメン
反体制派「フーシ」と、サウジアラビア率いるアラブ同盟とアメリカの援助を受けた政府軍の対立によるイエメン内戦は3年目に入りました。 世界の医療団は2015年に現地に入り、サヌアとイッブ県において5つの保健センターと1つの産婦人科クリニックをサポートしています。私たちの主な活動は、食糧供給と子どもたちへの支援です。また、最も深刻な地域への支援のため、1つの緊急チームと緊急備品も備えています。
ソマリア
激しい内戦と政情不安が20年以上にわたり続いているソマリア。 世界の医療団は、2011年よりソマリア北部ボサソで活動しています。8つの保健センターに医薬品や機器類、技術的サポートを提供し、プライマリーヘルスケアと母子保健に重点を置いています。
南スーダン
和平協定が崩れた2016年から内戦が続いている南スーダンは、深刻な食糧危機に陥っており、世界の医療団は危機に瀕した人々を救うために活動しています。
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