難民たちを襲う極寒、凍傷や低体温症患者が続出

欧州を襲う大寒波、そして現在も続く厳しい冬、難民たちは想像を絶する厳しい日常を送っています。

難民たちを襲う極寒、凍傷や低体温症患者が続出
現在、セルビアの公式難民収容施設は全国で16カ所。施設に入ることができない約1,800人の人々が、廃墟など雨風雪が吹きさらしの場所での生活を余儀なくされています。
首都ベオグラードでは、少なくとも約300人が廃墟で寝泊まりしていると言われています。

難民たちを襲う極寒、凍傷や低体温症患者が続出
欧州を襲った大寒波に加え厳しい寒さ、これら過酷な状況下にある難民の健康被害は深刻化しています。
凍傷、呼吸器系疾患、インフルエンザ、低体温症などの症例が劇的に増え、切断に至るほどのひどい凍傷や呼吸器系疾患から肺炎、さらには低体温症から死に至る重篤なケースも見られています。

難民たちを襲う極寒、凍傷や低体温症患者が続出
難民たちの移動ルートであるバルカンルートは閉鎖されたままであり、難民たちは移動することもできません。セルビア政府はもとより欧州諸国、国際社会全体が、この状況を傍観することなしに喫緊の対策を講じなくてはなりません。
加えて暖房が完備された施設と暖かい食事、寒さに凍えることなく暮らすことのできる場の提供が今、急がれます。

難民たちを襲う極寒、凍傷や低体温症患者が続出

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