世界の医療団日本のプロジェクトのひとつである「ハウジングファースト東京プロジェクト」(ホームレス状態の人々の精神と生活向上プロジェクト)」は、ホームレス状態にある人々に対する医療・保健・福祉へのアクセスの改善、精神状態と生活状況の底上げ、地域生活の安定、また、多くの人にこの現状を伝えること、状況を改善すべく政策決定に携わる人々へ訴えかけるアドボカシー活動が急務の課題であると判断し、2010年に「東京プロジェクト」として立ち上がりました。
2016年、新たに「ハウジングファースト東京プロジェクト」(6団体からなるコンソーシアム:訪問看護ステーションKAZOC、世界の医療団、つくろい東京ファンド、TENOHASI、べてぶくろ、ゆうりんクリニック)と名を改め、ハウジングファースト・モデルによる支援を通じて、誰一人としてホームレス状態に陥ることのないコミュニティの創造を目指す活動を行っています。
かかる中、世界の医療団は「ハウジングファースト」モデルの普及を目的とし、昨年度おそらく日本では初となる「ハウジングファースト」をテーマとした国際シンポジウムを東京にて開催しました。全国区での普及と、また政策提言活動に向け一石を投じる啓発活動へと結び付けたく、この度、東京2016年11月5日(土)、大阪2016年11月6日(日)の日程で第2回ハウジングファースト国際シンポジウムを開催させていただく運びとなりました。
ホームレス状態の人たち、精神科病院に長期入院している人たち。
そんな人たちも、地域での1人暮らしができる。
その決断と行動に踏み出せずにいるのは、「支援者」という立場にいる人たちなのではないでしょうか。
欧米の多くの国で年々、その取り組みが広がっているハウジングファースト・モデルでは、重度の障がいがある人たち、長期にホームレス状態にある人たちに、まずは本人が住みたいと思う住まいを提供し、そして地域で支え合っていきます。
本シンポジウムでは、ハウジングファースト・モデルでいま世界的にも最も成果をあげている国の1つであるフランスよりゲストを招聘、これまでの東京での実践の試みに照らし合わせつつ実践方法をより深く学び、具体的な支援方法や担い手の育成方法などについて学びます。
開催概要
日時:
東京
2016年11月5日(土)13:00~17:00(開場12:30)
大阪
2016年11月6日(日)13:00~16:30(開場12:30)
会場
東京
東京大学伊藤国際学術研究センター伊藤謝恩ホール(定員:300名)
大阪
大阪証券取引所ビル内北浜フォーラム
(定員:100名)
会費:2,000円
主催:世界の医療団
共催:
コミュニティホームべてぶくろ、NPO法人TENOHASI、訪問看護ステーションKAZOC、ゆうりんクリニック、一般社団法人つくろい東京ファンド
協賛:
後援:
協力:
プログラム・お申込み・その他詳細につきましては、ハウジング・ファースト国際シンポジウム特設サイトをご覧下さい。