まず、路上で生活される方々へ炊き出しの際にお配りする夏服が不足していることをお伝えすると、すぐに社内に衣類の回収ボックスを設置し、社員の皆さまから衣類を集め、お送りくださいました。そして、6月末には活動の1つであるパン作りにもご参加いただきました。
パン作りは、精神・知的障がいなどを抱えながら路上生活を送っていた方々が、地域生活へ移行するにあたり提供されている生活支援プログラムの1つです。より充実した社会生活を送るための能力向上を図る目的のほか、地域や仲間との絆を深め、成功体験を積み重ねることで自己の尊厳を快復していく過程をサポートしています。
パン作りは、週に1回、池袋のあさやけベーカリーで行われ、その日の夜回りのときに配布するパンを焼いています。店主の山田さんは、かつて路上生活を経験され、今は地域で暮らしているメンバーの皆さんを迎え入れて下さっています。
エドワーズライフサイエンスの社員の皆さんは、山田さんや現場の皆さんと楽しく会話を交わししながら作業に参加してくださいました。作業の工程を教えてくれるのは、パン焼きの作業がすっかり板についたホームレス状態を経験された当事者の方々です。普段、交流する機会のない企業ボランティアさんと当事者の皆さんが、パン焼き作業を通じてつながる素敵な空間となりました。
あさやけベーカリーで作るパンは、路上生活を送る方の命をつなぎ、地域や企業、ボランティアとして活動する当事者の皆さんの心をつなぐパンです。こうしたボランティア参加を通じて、遠い存在であった「ホームレス」という見過ごされてきた人々を身近に感じていただくことにつながればよいと願っています。
企業・法人の方へ:企業だからこそできるご支援があります。
社員参加型のボランティアについても、企業パートナー担当までお気軽にお問い合わせください。