「はさみ状格差っていうんですかね、はさみが開いていくようにだんだんと改善していく人と、残されていく人と。こちらのほうの方たちのつらさというのがいまだに残っていると思います。それが、先ほどの亡くなられる方、自ら命を絶たれる方がいまだに減らないっていうことの背景じゃないかと思います。」
世界の医療団「福島そうそうプロジェクト」の開始以来、精神科医として活動されている小綿一平医師に、東日本大震災から5年の今、お話を伺いました。
小綿医師は4年以上にわたり、月に一回のペースで福島県相馬市の「メンタルクリニックなごみ」で外来診療にあたっています。
「はさみ状格差っていうんですかね、はさみが開いていくようにだんだんと改善していく人と、残されていく人と。こちらのほうの方たちのつらさというのがいまだに残っていると思います。それが、先ほどの亡くなられる方、自ら命を絶たれる方がいまだに減らないっていうことの背景じゃないかと思います。」