先天性の疾患、戦争や事故などで負った顔面や身体の機能、外見の障がいにより、社会から疎外されて生きている人々がいます。特に医療資源・技術が乏しい国では、生命に直接影響のない形成外科治療は後回しになるため、手術を受ける機会を得られないまま生きていかなくてはいけません。
スマイル作戦は、そのような人々に無償で形成外科手術を行います。1989年に始まった活動は、多くの方々に支えられ、これまでに20か国以上で13,000人以上の笑顔を取り戻してきました。
手術を受けた患者のうち約半数は10歳未満の子どもたち。ひとりでも多くの子どもがこれから先の人生を、見た目による差別や身体の不自由による困難がなく、前向きに生きていくこと。そのために私たちはスマイル作戦を続けています。
◆スマイル作戦が始まった年
1989年(日本は1996年から参加)
◆1回の手術にかかる時間
平均1時間程度
◆1回の手術にかかる費用
平均36,000円
◆これまでに手術を受けた人数
13,000人以上
11月に実施されるバングラデシュでのミッションに、どうかご支援をお願いいたします。
スマイル作戦が実施されるたび、たくさんの患者とその家族が病院を訪れます。なかには、スマイル作戦の話を聞きつけ、遠方から子どもの手を引いて何日間もかけて歩いて来る親もいるのです。
しかし、限られた資金、十分とはいえない設備、物資などの環境により、希望するすべての子どもたちに手術を提供することは難しいのが現状です。2014年11月にバングラデシュで実施されたミッションでは、130人が診察に訪れましたが、手術を受けることができたのは73人。つまり、残りの57人には手術を断らざるを得なかったということです。
11月12日から10日間の日程で、再びバングラデシュでミッションを実施します。昨年手術を受けることができなかった人々も希望を求めて再訪することでしょう。資金があれば可能な手術があります。子どもたちの笑顔を取り戻すためのこの活動に、どうか皆さまのあたたかいご支援をお願いいたします。
スマイル作戦について、詳しくは下記をご覧ください。
世界の医療団 日本の活動 スマイル作戦
国外プロジェクト スマイル作戦
スマイル作戦へのご支援は、こちらからお願いいたします。