2015年8月8日(土)、東京池袋地区でこの1年間に路上で亡くなられた方々を追悼するため、炊出しを兼ねた夏祭りイベントが東池袋中央公園で開催されました。
ホームレス状態の人々の多くは、経済面・身体面・生活環境等から、対策を講じることもままならず、酷暑にさらされ体調を壊す方も少なくありません。世界の医療団は、医療支援活動を行う団体として、熱中症に対する啓発活動と即時的な効果を狙った対策が必要であると考え、通常の活動に合わせ、熱中症対策支援を実施しています。この熱中症対策は毎年多くの人が集まる夏祭りイベントの際に実施され、今年で5年目となります。
熱中症対策として、夏祭りに来られた方々にペットボトルのスポーツ飲料や塩飴と啓発用のチラシを配布しています。これらに加えて、今年は虫除けスプレーとデング熱についてのチラシも配布し情報提供を行いました。
また、企業パートナーであるBNPパリバ・グループによりスポーツドリンク500本、デング熱対策として虫除けスプレー200本相当の購入費用をご支援いただいた他、社員のボランティアの皆さまには、スポーツドリンク、虫除けスプレーやチラシの配布をお手伝いいただきました。
ボランティア参加された皆さまからは「日本でももっとホームレス状態の人々への支援が広まるといいと思った」「現場に参加することで、プロジェクトについての理解が深まった」というお声をいただきました。
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社員参加型のボランティアについても、企業パートナー担当までお気軽にお問い合わせください。(info@mdm.or.jp)
【熱中症対策支援実施内容】
開催日 :2015年8月8日土曜日 12 :30~
開催地 :東池袋中央公園
配布実数 :ペットボトルスポーツ飲料 合計359人(重複あり)、虫よけスプレー212本