東日本大震災後の相双地区への医師を始めとする専門スタッフの派遣、物資の提供などによる支援活動を2012年より継続的に行っています。5月28日に都内のフランス大使公邸で行われた支援者の集いの席上にて、ティエリー・ダナ駐日フランス大使立会いのもと、福島県病院事業管理者の丹羽真一氏より、世界の医療団理事長であるガエル・オスタンに感謝状と記念品が贈呈されました。世界の医療団では引き続き、支援活動を行ってまいります。
福島そうそうプロジェクトとは
福島県の相双地区(相馬市、南相馬市、双葉郡)の精神科病院とクリニックのすべてが閉鎖されている現状を打破するため、精神科医・看護師の派遣、医療機器の提供、福祉車両の提供等を通じて、NPO法人「相双に新しい精神科医療保健福祉システムを作る会」(以下、つくる会)への支援を行なっています。「つくる会」は、福島県立医科大学神経精神医学講座の丹羽真一教授が中心となり、2011年11月に設立され活動を開始しました。仮設住宅を訪問するなどの予防的な健康相談・指導に当たる「相馬広域こころのケアセンターなごみ」と、診察や往診、訪問看護を行うアウトリーチ型精神科医療を目指す「メンタルクリニックなごみ」の2つの活動を連携させながら、相双地区における精神科医療の回復と充実を図っています。継続的に精神科医療を提供するために、診察や往診、訪問看護を行う精神科医や看護師の派遣のほか、必要な医療機器:脳波計の提供および訪問看護に必要な福祉車両の提供を行い、「つくる会」への医療支援を行ってまいります。
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