3月28日、日本時間午後3時20分ごろ、ミャンマーでマグニチュード7.7の地震が発生しました。この地震により、インフラに大きな被害が発生し、多くの命が失われる恐れが高まっています。現地の世界の医療団のチームは人々の支援のために活動を開始しました。
この災害は、ミャンマーがすでに政治、経済、社会、保健など複合的な人道的危機に直面している時期に発生しました。
「緊急に必要となるのは、基本的な必要物資、つまり医療、水、食料、避難所への対応です。すでに現場にいる世界の医療団のチームによると、病院はパンク状態です。3月29日から、地震の震源地に近いマンダレーに増援部隊を派遣し、ニーズを把握し、可能な限り迅速に支援を提供します。地震の影響と国内で続く武力紛争のために、アクセスが困難であることも懸念しています」と、世界の医療団の国際業務部長ヘレナ・ランシャルは警告しています。
現在、現地にて活動をするために現場確認、および調査を行っています。
ミャンマーでの活動の一環として、世界の医療団は、すべての人々が平等に医療と権利にアクセスできるよう推進しています。私たちのハームリダクションプログラムは、ヤンゴンの性労働者や男性同性愛者、カチン州の薬物注射者など、弱い立場にある人々に対して予防、治療、支援サービスを提供しています。
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