3/6開催 国際協力NGOセンター(JANIC)主催「国際協力と安全保障の交差点の今」 〜我々が果たすべき役割は何か~ に中嶋秀昭が登壇

【日時】2025年3月6日(木)16時30分~18時30分
【会場】TKP新橋汐留ビジネスセンター ホール201 (アクセス:東京都港区新橋4-24-8 )
    *オンラインでの参加も可能です。
【申込み】参加を希望される方は以下よりお申込みください。(会場定員90名)
     https://forms.gle/6qp1axN2PG77A96J8
【主催・問い合わせ】特定非営利活動法人 国際協力NGOセンター(JANIC)
     JANIC Think Lobbyコーディネーター 担当/柴田: shibata@janic.org
【背景】
近年、世界での紛争や暴力が増加し、ロシアによるウクライナ侵攻、中東での紛争と地域の不安定化、中国や北朝鮮による東アジアでの軍事的圧力の増大、世界的な権威主義的国家の増加などにより、国際平和と安全をめぐる情勢に大きな変化が見られます。こうした情勢を踏まえて、安全保障の現実を把握し、どのように国際平和を維持していけるのか、また、その中で国際協力を担うNGOや市民社会の果たせる役割を改めて問い直す必要があります。JANICは昨年「国際平和と安全に関する勉強会」を立ち上げ、異なる知見を持った有識者を講師に迎え、国際平和と安全に関する勉強会を行ってきました。

【目的と概要】
NGOが置かれている現在の国際平和と安全の状況を振り返り、様々な立場から国際平和と安全に関する知見を出し合い、話し合うセミナーを開催します。
本セミナーでは、基調講演に難民を助ける会(AAR Japan)会長/立教大学大学院教授である長有紀枝氏、および国際文化会館 常務理事/慶応義塾大学教授の神保謙氏をスピーカーに迎え、人間の安全保障の視点をどのように日本の市民社会による国際協力に活かせるのか、また、開発協力のあるべき姿などについて話を伺います。パネルディスカッションでは、「国際協力と安全保障の交差点」がどこにあるのか、NGOが知るべきことや活動への示唆について、登壇者と参加者の皆様とともに考えます。

【プログラム】
16:30-16:50 開会・導入
 JANIC/Think Lobby所長 若林秀樹
 「国際安全と平和に関する勉強会」設置の背景と、これまでの活動
16:50-17:20 基調講演
 難民を助ける会 会長/立教大学教授 長有紀枝
 「人間の安全保障の視点を、日本の市民社会による国際協力にどう活かすか」
 慶応義塾大学教授/国際文化会館 常務理事 神保謙
 「開発協力大綱改定の背景と今後の開発協力の在り方について」
17:20-18:20 パネルディスカッション
 モデレーター:JANIC/THINK Lobby若林 秀樹
 パネリスト:
  世界の医療団海外事業プロジェクト・コーディネーター 中嶋秀昭
  JEN事務局長 木山啓子
  外務省地球規模課題総括課長 安藤重実
  学習院大学特別客員教授/ 元駐インドネシア大使 石井正文
  慶応義塾大学教授/ 国際文化会館 常務理事 神保謙
18:20-18:30 閉会挨拶

【登壇者プロフィール(50音順)】
安藤 重実(あんどう しげみ)さん
外務省地球規模課題総括課長
2024年10月、外務省地球規模課題総括課長に着任。現在、本年7月に国連において発表される予定の、我が国における持続可能な開発目標(SDGs)実施状況のレビュー(VNR)の準備を進めている。前職、前々職では、国連政策課長、国連企画調整課長として、国連安全保障理事会や国連総会における、ロシアのウクライナ侵略、ガザ、北朝鮮への対応等に携わってきた。コロナ禍の2020年は在米国日本大使館で勤務。他にも在インドネシア日本大使館等で勤務。1999年4月外務省入省。

石井 正文 (いしい まさふみ)さん
学習院大学 特別客員教授/ 前駐インドネシア大使 
広島学院中学・高校卒業後、1976年、東京大学法学部入学。同卒業後、1980年4月外務省入省。外務省勤務中は、本省では、外務大臣秘書官、総合外交政策局企画課長、アジア大洋州局南東アジア第二課長、地球規模課題審議官、国際法局長他を歴任。海外では、駐米大使館公使(政務担当)、駐英大使館公使(政務担当)、駐ベルギー国大使兼NATO日本政府代表、駐インドネシア大使を歴任。2020年12月に、3年8ヶ月間の駐インドネシア大使勤務を終え帰国し、2021年1月に外務省退官。現在は、学習院大学特別客員教授他を務める。

長 有紀枝(おさ ゆきえ)さん
特定非営利活動法人難民を助ける会(AAR Japan) 会長/立教大学大学院社会デザイン研究科・社会学部教授
長年、NGOの立場から、緊急人道支援、復興支援、地雷対策に携わる。2006年7月より2011年3月まで認定NPO法人ジャパン・プラットフォーム(JPF)共同代表理事を務めた。主な著書に『増補版 入門人間の安全保障―恐怖と欠乏からの自由を求めて』(中央公論新社2021年)、編著に『スレブレニツァ・ジェノサイド 25年目の教訓と課題』(東信堂2020年)。
ホームページhttps://osayukie.com/にコラム等掲載。

木山 啓子(きやま けいこ)さん
特定非営利活動法人ジェン(JEN) 理事・事務局長 
1994年、JENの創設に参加。1994年から2000年まで紛争中から旧ユーゴスラビアに地域代表として駐在し、難民・避難民支援活動に従事。多くの緊急支援が依存を生むことに着目し『緊急事態からの自立支援』を提唱する。これまでに25に及ぶ国と地域で緊急自立支援活動を展開してきた。現在JENア太平洋の安全保障、日本の外交・防衛政策。タマサート大学(タイ)で客員教授、國立政治大学(台湾)で客員准教授、南洋工科大学ラジャラトナム国際研究院(シンガポール)客員研究員を歴任。政府関係の役職として、防衛省参与(2020)、国家安全保障局顧問(2018-2020)、外務省政策評価アドバイザリーグループ委員などを歴任。

神保 謙 (じんぼ けん)さん
慶應義塾大学総合政策学部教授/ 公益財団法人国際文化会館常務理事 アジア・パシフィック・イニシアティブ(API) プレジデント、 兼職:キヤノングローバル戦略研究所主任研究員
慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科後期博士課程修了(政策・メディア博士)。専門は国際政治学、安全保障論、アジア太平洋の安全保障、日本の外交・防衛政策。タマサート大学(タイ)で客員教授、國立政治大学(台湾)で客員准教授、南洋工科大学ラジャラトナム国際研究院(シンガポール)客員研究員を歴任。政府関係の役職として、防衛省参与(2020)、国家安全保障局顧問(2018-2020)、外務省政策評価アドバイザリーグループ委員などを歴任。

中嶋 秀昭(なかじま ひであき)
特定非営利活動法人世界の医療団 海外事業プロジェクト・コーディネーター
新聞記者等を経て、NGO職員・JICA専門家として内戦下のネパール、スリランカ北部、インドネシア(アチェ)、リベリア、南スーダン、パキスタン等に駐在、主に(母子)保健関連の支援事業を監理。2020年、世界の医療団日本に入職。

若林 秀樹(わかばやし ひでき)さん
特定非営利活動法人国際協力NGO携わり、ヤマハ労組役員、電機連合役員を経て、在米日本大使館経済班一等書記官として国際協力等に携わり、2001年比例区選出の民主党参議院議員、2008年米戦略国際問題研究所(CSIS)客員研究員として、地球規模課題に関する日米協力について研究。2011年よりアムネスティ・インターナショナル日本事務局長、2017年よりJANIC事務局長などを経て、2022年から現職。

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