世界の医療団は、2024年7月26日(金)~28日(日)に新潟県湯沢町苗場スキー場で開催された音楽イベント「FUJI ROCK FESTIVAL ʼ24」(主催:SMASH Corporation)のNGOヴィレッジにブースを出展しました。2022年に「ウクライナへの緊急支援プロジェクト」の寄付先4団体のうちのひとつに選ばれて出展して以来、2回目の出展です。
日本最大級の音楽イベントだけあって、開催期間中は、前夜祭を含めた4日間でのべ9万6000人の来場者がありました。
今回は「アートで彩る」と題して、世界各地の医療支援の現場でも活用されているアートを楽しんでいただこうと、親指アートやフェイスペイントを用意。親指アートは参加者それぞれが好きな色で思い思いにタブレットに描いてもらい、チャリティも兼ねたフェイスペイントは、イラストの得意なボランティアスタッフが参加者のリクエストに腕を振って描きました。
また、夏の暑い時期の屋外イベントであるため「熱中症予防クイズ」も実施。いつ、どんな時に、どんな対策をすればよいのかわかりやすく伝えました。
ブースではガザやウクライナなどの紛争における世界の医療団の緊急支援や、ロヒンギャ難民キャンプ、ラオスでの長期支援について説明をしました。多くの方が熱心に聞いてくださり、「私にできるのはささやかですが」と募金や、チャリティグッズの購入、会員申し込みなどをしてくださいました。「活動がんばってください」という言葉もたくさんいただき、スタッフにとって大きな励ましになりました。
ブースを出展したNGOヴィレッジは、野外フェスティバルで「来場者とNPO/NGOが出会うきっかけの場」として2000年にスタートしました。来場者にわかりやすく社会の課題を伝え、ともに社会を変えていくアクションを起こすきっかけになるよう企画されたものです。
世界の医療団のほかに、災害、気候変動、環境、町おこし、林業などさまざまな課題に取り組む団体が出展しました。会期中は「村民」として交流する機会もあり、情報交換もできました。
ご参加・ご協力いただきました皆さま、ありがとうございました。
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