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パレスチナ・ガザ地区「ガザに安全な場所はない」

現地からの活動報告

半年間で3万5000人以上*が犠牲に


ガザ地図2023年10月7日に始まったパレスチナ・ガザ地区を実行支配する武装組織ハマスとイスラエル軍の衝突は、一般市民をも巻き込みながら激しい戦闘が繰り広げられています。学校や病院など公共の施設もイスラエルによる攻撃の対象となり、「人道的安全地帯」として避難を強制された場所も爆撃と地上作戦が展開されました。ガザには安全な場所などどこにもありません。ガザに入るためのルートが封鎖されており、人道支援スタッフが入ったり、生きるために必要な最低限の物資を供給したりすることができません。電力や水、食料不足も深刻です。世界食糧計画(WFP)は110万人が飢餓状態にあると指摘。子どもたちが栄養失調や脱水症状で命を落としています。人々が置かれる環境は日に日に厳しくなり、この半年間で犠牲になった人の数は3万5000人以上*。医療システムは機能を失い、十分な治療を受けられずに命を落とす人も少なくありません。
*ガザ保健当局発表、5月14日現在

Gaza
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多くの子どもたちが傷ついている
このプロジェクトを支援する

*世界の医療団へのご寄付では、所得控除または税額控除の寄付金控除が受けられます。
*世界の医療団は、受け取った寄附金を特定の支援プロジェクトのみに充てることなく、
頂戴した寄附の総額を支援活動全体に分配することを原則としています。


大量の避難民が押し寄せている南部ラファと北ガザで支援を実施


世界の医療団は1994年からガザで活動をしていましたが、今回の衝突が始まって以降、チームを拡充して緊急対応を行っています。現地では感染症や伝染病が蔓延し、子どもたちを中心に栄養失調や飢餓状態に陥るなど、医療が必要とされています。

主な世界の医療団の活動

南部ラファからの報告


世界の医療団 中東地域責任者 ルイーズ・ビジェ
Mme. Luise“私はラファのキャンプにいます。このキャンプには2万7000人がいます。ここを拠点にして活動しています。数名の医師、看護師、薬剤師で毎日500人近くの患者を診ています。多くの人が感染症や伝染病に罹っています。人々が密集していることと、不衛生な環境が原因です。医療チームはまったく薬が足りていないと言います。何週間か待って、世界の医療団トルコから医療資材を積んだトラックがようやく戻ってきました。”(3月7日)


南部ラファからの報告


世界の医療団 スタッフ アラー・アルカティブ
“戦争が始まってから7ヶ月が経過し、死者の数が増え続けています。飢餓も深刻です。ラファに大量に避難民が押し寄せたことで、インフラや社会サービスがひっ迫しています。ここで医療を受けることは容易ではありません。医薬品、検査キット、そして医療スタッフの数が足りないからです。世界の医療団は移動診療を実施しています。必要な人のもとへ医療を届けるのです。検査、診療、投薬、心理的社会サービスまで多岐にわたります。”(4月19日)



子どもたちのこころのケア
ーレクリエーション活動を実施


ラファの避難所において、子どもやその親を対象にしたレクリエーション活動を行っています。緊迫した環境で蓄積されたストレスを軽減するためにサーカスやゲームを用意し、子どもたちにはおもちゃを配りました。

Gaza
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ぬいぐるみを受け取る子どもたち



< ご支援はこちらから >

子どもたちを含む一般市民の命が危機にさらされています。
膨大な医療ニーズがあるなか、世界の医療団は限られた資源で活動を継続しています。
どうか皆さまの引き続きのご支援をお願いいたします。

*世界の医療団へのご寄付では、所得控除または税額控除の寄付金控除が受けられます。
*世界の医療団は、受け取った寄附金を特定の支援プロジェクトのみに充てることなく、
頂戴した寄附の総額を支援活動全体に分配することを原則としています。

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