犠牲となっているのは一般市民 その多くは子どもたち
10月7日（土）、パレスチナ・ガザ地区を実効支配する武装組織ハマスがイスラエルを攻撃したことにより、イスラエル軍は大規模な空爆で報復を開始。学校、避難所、病院、礼拝所、避難キャンプまでもが無差別に攻撃され、援助関係者も犠牲になりました。これは国際人道法に違反します。国際社会による強い抗議、そして即時停戦・人道回廊の設置の呼びかけにもかかわらず、ガザへの空爆は続き、衝突からわずか1ヶ月後にガザの死者が1万人*を超える人道危機となっています。犠牲者うち、約4,000人が子どもたち、3,000人以上が女性や高齢者など、67パーセントが弱い立場にある人々です*。イスラエル軍による攻撃は止むこともなく、日々犠牲者が増え続けています。*国連人道問題調整事務所（UNOCHA）2023年11月6日
このプロジェクトを支援する
*世界の医療団へのご寄付では、所得控除または税額控除の寄付金控除が受けられます。
*世界の医療団は、受け取った寄附金を特定の支援プロジェクトのみに充てることなく、
頂戴した寄附の総額を支援活動全体に分配することを原則としています。
ガザは「天井のない監獄」
ガザはこれまでも幾度もパレスチナとイスラエルの衝突の場となり、多くの犠牲者を出してきました。2006年にハマスが実効支配を開始すると2007年にイスラエルは壁を建設。自由な行き来が封じられたガザは「天井のない監獄」と呼ばれています。人口の半数以上が難民で、3分の1が極度の貧困状態にあります。
世界の医療団は1994年以降、ガザで医療支援活動を行ってきました。今回のイスラエル軍による空爆と、ガザ封鎖により食料、水、電気、燃料は極端に不足し、現場で活動していた世界の医療団のスタッフを含め、ガザの人々は命の危機に直面しています。
©MdM Switzerland
まずは緊急医療支援の体制の整備、さらには長期的な介入を
ガザでは病院が攻撃の対象になっており、また、何千人もの負傷者が病院に押し寄せているため、医療システムが機能していません。医薬品も不足しています。紛争が始まる前からすでに危機的であった人々の状況がさらに悪化しています。世界の医療団は、国連との協力のもと、難民キャンプで暮らす2,400人分をカバーする、400個の衛生キットを配布しました。（11月8日現在）
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けがをしている人の数 2万4,000人以上 |
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今後の支援の予定
●現地医療体制のサポート、復興支援
●影響を受けた人々のこころのケア
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ガザからのメッセージ 一部抜粋 全文はhttps://www.mdm.or.jp/news/26670/ 世界の医療団 心理士 ヌール 親愛なる皆さん、こんにちは、 あなたが私のメッセージを受け取ってくださるかどうか、また私が生きていてあなたに再会できるかどうかもわかりません。 私は、ガザの悲惨な状況についての悲痛なニュースをお伝えするために、重い気持ちでこの手紙を書いています。ガザは、人道的大惨事としか言いようのない状況の真っただ中にあります。 すでにご存知のように、ガザは壊滅的な砲撃を受けています。私たちのほとんどは、徒歩で強制的に家を追われ、かつての平和な地域は痛ましい瓦礫と灰と化しました。 世界が私たちの窮状を理解し、私たちの声を聞き、私たちとともに立ち上がることを緊急に必要としています。 私たちは前例のない人道的災害の真っ只中にいます。意識を高め、私たちの物語を共有し、可能な限りの方法で支援してくださるようお願いします。 どうか私たちのことを思い、祈っていてください。私たちは、このような圧倒的な逆境に直面しても、耐え抜く決意を固めています。 2023年10月19日 |
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＜ ご支援はこちらから ＞
人々は十分な医療さえも受けることができない過酷な生活環境のなかで暮らしていましたが、その日常すらも暴力によって奪われました。 一人でも多くの人々が医療につながれるよう、皆さまのあたたかいご支援をお願いいたします。 *世界の医療団へのご寄付では、所得控除または税額控除の寄付金控除が受けられます。  ©MdM Spain |
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