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世界の医療団 アフガニスタンにおけるNGO女性職員の就労禁止を受け、活動を停止 直ちに解除することを求めます

2022年12月24日、世界の医療団を含むアフガニスタンで活動する非政府組織(NGO)は、同国より国内でNGO女性職員が就労することを認めないという書簡を受け取りました。世界の医療団はこの内容を強く非難するとともに、この措置を受け、同国内での活動を停止することを決定しました。

アフガニスタンは、女性の権利に対する制限を続けており、この決定を下す数日前にも女性の大学教育を停止したばかりでした。

経済状況の悪化と深刻な人道危機に直面するアフガニスタンでは、NGOは人々の命を救い、支援を届ける必要不可欠な存在です。女性職員も重要な役割を担っており、彼女たちの就労を禁止することは、同国全土における何百万人もの脆弱な立場にある女性、男性、子どもたちの生活に壊滅的な影響を与えることになります。

この決定は女性の権利、人道的活動に対する明確なレッドライン(越えてはならない一線)を越えてしまいました。世界の医療団は、人道的原則に沿った効果的な活動は女性なしでは成し遂げられないという立場から、活動停止という難しい決断を下しました。12月24日以降、同国内で活動するいくつかの他のNGOも同様の決断をしています。
世界の医療団は、一刻も早い活動再開のため、直ちにNGO女性職員の就労禁止を解除することを求めています。

世界の医療団のアフガニスタンでの歴史は長く、1982年から2012年までの30年間、そして、2021年末に再び同国での活動を開始、カブールの病院において、施設の修復といったハード面の支援と母子保健プロジェクトを実施していました。これまでにこの病院で医療サービスを受けた人の数は15万人以上にのぼります。直ちにNGO女性職員の就労が再開され、彼女たちが人々に必要なケアを提供できるよう強く望みます。
イスラム教の女性は、同性である女性からのみ支援を受けることが求められます。そのため、この禁止令は女性の就労を妨げるだけでなく、アフガニスタンの女性たちが医療や人道支援(食料や資金の支援、ニーズ調査、モニタリングなど)にアクセスする権利も妨げているのです。



Afghanistan

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