©Kazuo Koishi
また豊島区と協働で、住民票のない・わからない方のための3回目の新型コロナウイルス感染症ワクチン接種会を実施し、30名の希望者が池袋保健所で無事に接種を終えました。世界の医療団では、行政と連携し、住民票の住所に送られてくる接種券を受け取ることができない人々を対象とした接種会を昨年2回開催、64名が2回の接種を終えました。3回目となった今回も、事前の炊き出し生活医療相談会や夜回りの場で、チラシを配布しながら周知を続け、ワクチン接種の予約を受け付けるとともに、疑問や相談ごともお受けしていました。「3回目を打てば安心」という声がある一方で、「もう3回目を打った」「ワクチンは打たない」という方もおり、今回は36名が申込みました。前回からの接種期間が短く今回の対象にならない方でも、接種希望の方には個別に相談にのりました。また住まいがない・不安定な方にとって一番の心配ごととなるのは副反応です。接種者には解熱剤と冷却シートを配布するだけでなく、翌日は東池袋中央公園にて医療ボランティアとスタッフで相談窓口を設けました。実際に公園で寝ている方の中には39℃以上の発熱をしている人がいたため、急きょ宿泊の手配もしました。このように医療相談やワクチン接種会のサポートには、多くのボランティアの協力があります。
「本当に助かりました、安心しました」、接種証明を受け取った参加者からの声です。
ハウジングファースト東京プロジェクト
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住まいのあるなしに関わらず、本当に支援を必要とする人々にどのように医療を届けるか。当事者の声をベースに、行政と対話を重ねながら、「誰ひとり医療から取り残さない」そのような想いで活動を続けていきます。
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