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ウクライナでの支援活動アップデート ー2022年5月

ウクライナでの困難な状況にもかかわらず、私たちの活動は進んでいます。ここ数週間に世界の医療団が行った活動についての報告です。

ドニプロと協力協定を締結


世界の医療団とドニプロ市行政が協力協定を締結。これからは、ドニプロで大規模な人道的活動を始めることができます。ドニプロでもチェルノフツィと同様に、世界の医療団が医療診察チームを派遣し、医薬品や医療材料を提供する予定です。


「すでに現地の2つの病院と協力し、医療機器や物資を提供しています。集団避難所など、さまざまな場所を巡回する医療診察チームを提供します。また、精神的なサポートにも重点を置く予定です」


世界の医療団ウクライナ代表のバシャール・カイラニ



ヘルプライン開設


4月26日、電話でメンタルヘルスと心理社会的サポート(MPHSS)を提供するヘルプラインを開設しました。これにより、ドネツク州やルハンスク州など、MHPSSのサービスを十分に利用できない(できなくなっている)地域のニーズにも対応できるようになりました。また、個人とグループで利用でき、現在チェルノフツィ市と州で提供しており、ブチャでも近々開始する予定です。


東部への人道的な医薬品等の輸送


ウクライナ
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世界の医療団は、ウクライナの医療施設や病院に救命医薬品や医療用品を届け、すでに10万人以上の人々を支援しています。しかし、物資の輸送はチームにとって大きな課題であり、特に東部やドネツク、ルハンスク地方への配送は困難を伴います。先日、ルハンスクに残る2つの病院のうちの1つが爆撃されました(下記詳細)。また、いくつかの公式な人道的輸送も失敗しています。先日、ルハンクス州のバーフムトに救急医療キット2台を輸送することができ、大変うれしく思っています。1つのキットには、1万人分の3ヶ月分の基本的な医療用品が入っています(キットの詳細はこちら)。



病院への攻撃はあってはなりません


セベロドネツクの病院が爆撃されたことを知り、恐ろしい思いをしました。世界の医療団は、紛争前から医療材料や医薬品などの支援を行っており、紛争が始まってからも継続しています。
建物は大きな被害を受け、患者らは避難を余儀なくされました。この爆撃により、女性1名が死亡しました。
ルハンスク州のセルヒイ・ハイダイ知事によると、現在、ルハンスク州全体で機能している病院は1つだけだといいます。行政区はヘッセン州よりやや大きく、紛争前は200万人以上の人が住んでいました。


「医療施設が狙われると、医療従事者も活動できなくなり、医療が危険にさらされます。その結果、誰も病院に行かなくなるでしょう」


ウクライナの世界の医療団 ジェネラル・コーディネーター、ヘスス・クルス


世界の医療団は、民間人への攻撃を強く批判します。医療従事者、患者、人道支援に携わる人々のいずれも、この紛争の標的になってはなりません。



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現在、全ネットワークで連携し、この人道危機に対応しています。
ご支援くださる皆さまとともに、ウクライナの人々の心身をケアし、支えます。

*世界の医療団へのご寄付では、所得控除または税額控除の寄付金控除が受けられます。
*世界の医療団は、受け取った寄附金を特定の支援プロジェクトのみに充てることなく、頂戴した寄附の総額を支援活動全体に分配することを原則としています。


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