日本の約半分の6000万人の人口を持つミャンマー国内に形成外科医は3名しかいないと言われています（日本は約2000名）。世界の医療団では2012年の12月と2013年１月に日本から形成外科医らを現地に派遣し、事前調査を行いました。その結果、形成外科医の不足から、口唇裂、口蓋裂、熱傷後瘢痕拘縮などの手術を必要としている多くの患者が手術を受けられないままの状態でいることがわかりました。


今回は日本から医療ボランティア5名、コーディネーター1名が参加します。日本を2013年11月30日午前に出発し、約7時間の空路を経て、現地時間の夕刻にミャンマー最大都市ヤンゴンに到着致しました。翌12月1日、今度は6時間の陸路を経て、ミャンマーの首都ネピドーに移動します。到着後、即時、診察を開始、現地での手術のスケジュールを決定していきます。今回も多くの患者が今か今かと日本人医師らの到着を待っていると現地からの連絡が入っています。


民主化と経済発展が進む近年のミャンマーですが、医療環境はまだまだ今後の発展が望まれます。特に、形成外科に関しては上述のようにその医療を提供できる技術を持った医師は絶対的に不足している状況です。世界の医療団では、物品や設備が限られた環境の中で、最大限の技術を駆使し、より正確で安全な手術を行って参ります。また、スマイル作戦に協力する現地スタッフや若い医師、医学生の育成にも力を入れており、今後のこの地域の自立への支援も継続して行って参ります。


寄せられる温かなご支援に感謝するとともに、今後もどうぞ引き続きミャンマーで活動するボランティアへの応援をお願いいたします。

帰国後、本ページにて活動報告を行います。

スマイル作戦　ミャンマー

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