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新型コロナウイルス感染症 ラオス緊急医療支援、開始


医療基盤がぜい弱なラオスで感染者が急増



ラオス地域医療強化プロジェクト コーディネーター
小川亜紀からのメッセージ


小川亜紀駐在員
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「今までほとんど感染者がいなかったラオスで、4月のラオスのお正月後に感染が爆発的に増加し、今、人々は不安にかられています。

私たちはラオスの医療体制の脆弱さを熟知しており、人々の命を守るためには感染が拡大してからでは遅い、今すぐ感染予防啓発を行い、感染を未然に防ぐことが不可欠だと判断し緊急活動を開始しています。ぜひ日本からご支援をお願いいたします」


ラオス
4月半ばより感染者が急増、感染・重症化しやすく、ワクチンが効きにくいとされる変異株の感染が各地で報告されているラオス。わずか1か月で感染者数は25倍以上と爆発的に増えています

世界の医療団が地域医療の基盤強化への取組みを行うフアパン県は、ベトナムとの国境沿いにある山岳地帯です。まさに医療僻地であるこの地で、感染拡大を防ぐために、感染予防を知ってもらうこと、その仕組みづくりと啓発活動へと私たちは着手することにしました。


一年前の日本であった状況が今、ラオスで起きています。
ラオスの人々にCOVID-19とその予防策を知ってもらうために、マスクや消毒液を届けるために-
ぜい弱な保健・医療制度の中でラオスの人々が新型コロナウイルスの脅威から身を守れるように、ぜひご協力、お力添えくださいますようお願い申し上げます。
ご支援はこちらから



現地スタッフからのメッセージ

現地スタッフ
©Kazuo Koishi / 2019年撮影

「世界の医療団は、ラオスの保健医療システムを改善するために長年活動してきましたが、新型コロナウイルスの対応に関してはまだ十分に手が及んでいません。感染者数が爆発的に増加した場合、未だ脆弱なラオスの保健医療システムは、すぐに許容量を超えてしまう可能性があります。活動地のフアパン県では、まだ感染者は確認されていませんが、感染者が出るのは時間の問題でしょう。

今私たちができること、そして最も重要なことは感染予防と、医療機関での対応準備です。事態が悪化する前に体制を整えないと、フアパンの保健医療システムはすぐに新型コロナウイルスに対応できなくなるでしょう。私たちは、人々が多く集まる場所、感染が広まる可能性のある場所として、市場や医療機関に的を絞っています。感染源になりがちな若年層、予防のための衛生用品の入手が困難な貧困家庭にもアプローチします。今ラオスでは、世界の医療団のようなNGOと政府、そして市民が一体となって、感染予防に取り組む必要があります」


世界の医療団メディカル・コーディネーター Siphone Sitthavongseng


グラフ 出所:世界保健機関(WHO発表資料)2021年5⽉13⽇時点
https://jpmarket-conditions.com/COVID-19/ja/Lao-Peoples-Democratic-Republic/

ラオスの市場
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ラオスの市場では、物品売買時の消毒もままならない。マスク着用にばらつきがある

ラオス
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(写真左)マスクをせずにお店の人に顔を近づけて買い物をしている女性
(写真右)県病院の廊下で待機する男性

【緊急】新型コロナウイルス感染症 ラオス緊急医療支援 寄付方法



オンラインでのご寄付

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郵便振替口座名:特定非営利活動法人メドゥサン・デュ・モンド ジャポン
郵便振替口座番号:00110-8-172839
*通信欄に「ラオス緊急医療支援」寄付者の方のお名前、ご住所等ご連絡先を必ずご記入ください。


*本募金で集められた資金は、世界の医療団の新型コロナウイルス感染症の緊急援助活動と感染症拡大の影響に伴うその他の援助活動に割りあてられます。この活動に必要な資金を上回る寄付が寄せられた場合は、世界の医療団の活動全体に分配いたします。
*世界の医療団は「認定特定非営利活動法人」として東京都より認定を受けております。 これにより、世界の医療団へのご寄付は税制上の優遇措置を受けることができます。

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