©Kazuo Koishi

コロナ禍での越年越冬活動の現場から

「#生活保護は権利!すべての人が生活保護を考える機会に」

新型コロナウイルスという未知のウイルスに翻弄された2020年の年末から2021年の年明け私たち世界の医療団が参加するtenohasiの越年越冬活動や他の支援の場でも、食事や寝床を求めてこられる人、今後に不安を感じる人たちが、本当にたくさん列をなしていました。
女性や子ども、家族で、日本語を話さない方、10年以上活動を続ける私たちも初めて見る光景です。

緊急事態宣言の再発令、過去最多の感染者などの報道が溢れる中で、、、、

生活保護は権利であるにも関わらず、受給や申請をためらう人たちの多さとその積み重ねられてきた偏見の重さを改めて感じ、
経済的困窮と先の見えない不安から精神的心労も重なっている人たちが何百人もいる、ここにいないそういう人たちはどれだけいるのだろうか。
食事にも困り、住むところもない、医療も受けられない、誰もがその状況に陥る危険がある社会、現状を変えるために何ができるのだろうか。

生活保護は権利です。生活保護受給により、継続した治療や医療を受けることもできます。
困ったときは、福祉事務所や公的機関、その他支援団体などに相談ください。

暮らしを良好にするための6つの方法 → 
https://www.mdm.or.jp/news/20188/
(相談先情報もあります)



「日本の現状ですね
一度生活困窮して仕事を失ったりとか
家を失ったりしてしまいますと
復活しにくい社会なんですよね
今ですらそうです
生活保護を仮に受けたとしても
そこから生活保護を脱するというのが非常に難しい社会ですから
このままどんどん生活に困ってくる人が出てくると
コロナウィルスはワクチンであるとか
治療薬で良くなっても
病気がなくなっても今度は復活できない人たちがいっぱいいて
確実に経済が回復しないとか
生活に困った人がいっぱい出て
福祉予算が膨れ上がるという
そういう懸念も私は感じています」

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