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ギリシャ・モリア難民キャンプの大規模火災、世界の医療団も緊急支援へ

ギリシャ・レスボス島のモリア難民キャンプで9日未明、大規模な火災が発生、世界の医療団(MdM)のチームは現地にて緊急対応を開始している。
一晩中、火は燃え続け、ギリシャ最大の難民キャンプはテントや保健施設、ライフライン機能を焼失した。12,000人を超える人々が寝場所を失い、新型コロナウイルス(COVID-19)感染が確認された37人が行方不明となっている。



緊急の人道支援が必要とされています


世界の医療団ギリシャは、レスボス島モリアの臨時サイトであるカラ・テペ難民キャンプにて保健医療プログラムを展開しています。火災発生直後から、移動診療チームが現地入りしニーズ調査を行っています。
首都アテネでは、テント、寝袋、COVID-19予防キット、衛生キット、医薬品、医療消耗品(注射器、ガーゼ、消毒薬)などをレスボス島に緊急搬送する準備対応に追われています。

私たち世界の医療団は、ギリシャ政府、国際機関、市民社会および市民のみなさんへ、人権を尊重し連帯をもった対応を呼びかけます。

「現在、モリアキャンプの外に出て、キャンプ管理者や消防署と協力し被害状況を確認しています。被害拡大に対する不安と恐怖が増してきています。
キャンプ住民は、モリアからエパノ・スカラに向け、持ち出せるだけの所持品を持って避難を始めました。道端に座り込む人々、再び命の安全を求めて移動しなくてはなりません」
MdMギリシャ・フィールドコーディネーターConstantinos Petradellis


ギリシャ・モリア難民キャンプ
©MdM Greece

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