女性によるセクシュアル・リプロダクティブヘルス、女性たちのエンパワメントがここでも始まっています。
-スリランカ- 茶農園で働く女性たち
世界的にも有名なセイロン紅茶の産地、スリランカ。その茶葉を生産するプランテーションで茶摘みを担う女性たち。
彼女たちは、劣悪な生活環境のなか、厳しい労働条件のもと粗末な住居で日々を送っています。医療も教育も、地域社会への参加もままならない環境のなか、薬も医療サービスもない、教育を受けることもできないプランテーションで働く女性たちは、避妊や感染症についての知識に乏しく家族計画に関するリスクに晒されています。それらリスクは貧困の連鎖を産み出し、彼女たちの健康の権利を妨げる要因となっています。
女性の権利、健康への権利
世界の医療団は2015年より、茶農園で働く女性たちにセクシュアル・リプロダクティブヘルスを中心とした活動を展開しています。妊産婦健診、家族計画、性教育の提供、それら実施と実現のため行政機関と協働した啓発活動、そして根深い社会的慣習を断ち切るためのアドボカシー活動を行っています。
「女性の権利は人権、そして健康もまた人権」その権利を享受するために、助産婦や健康教育を行う人材の育成に取り組んでいます。
女性によるセクシュアル・リプロダクティブヘルス、女性たちのエンパワメントがここでも始まっています。