2018年3月30日から6月16日の間、激しい暴力によって、ガザの医療従事者、人道ボランティア、救急車、医療施設は甚大な被害を受けました。シリアでは、医療者や医療施設への攻撃が常態化し、多くの犠牲者を出しています。イエメンでも中立されるべき立場であるはずの医療が標的となり、一般市民が直接的に、間接的に犠牲になっています。
多数の死傷者を治療するなかで、更に医薬品、消耗品、医療者への給与、医療機器の不足をはじめとする構造的な問題も発生する、救急医療の限界に挑戦せざるをえない状況と戦ってきました。
そして国際社会の懸念や徒労も空しく、医療は保護されることなく、また紛争当事者による説明責任が果たされることもありませんでした。
国際人道法および国際人権法の遵守に照らし、以下の項目の履行について、紛争に関係する当事者すべてに要請します。
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