「感染症を防ぐために」を作成しました

このたび、豪雨の被害に遭われた方にお見舞いを申し上げるとともに、ご家族やご友人を亡くされたみなさまに心よりお悔やみ申し上げます。
被災地では今も二次災害の恐れは払拭しておらず、十分な注意が必要な状況が続いています。直接的、間接的に少なからず影響を受けたみなさまのご心労やご苦労はいかばかりかと推察しております。
加えて、季節柄、避難所での生活、復旧作業などからの感染症への罹患が懸念されます。感染症を予防すること、そしてなにより身体的、心理的に無理をされないことが大切です。
どうか無理されることなく、ご自身の体調を第一にお過ごしください。
災害看護の経験を持つ看護師監修のもと「感染症を防ぐために」を作成しました。また、これまでの災害医療支援において、避難所生活などでのストレス軽減のために作成した精神科医監修の「共同生活をする時のこころがすこし楽になるコツ」、健康運動実践指導者監修「眠りのコツ」も下記にてご覧いただけます。
被災された皆様に、心労を忘れる時間が少しでももたらされることを心よりお祈り申し上げます。

感染症を防ぐために
汚染した水や乾燥した汚泥からの感染に注意する

監修:高桑 郁子(看護師)


「感染症を防ぐために」ダウンロードはこちらから

世界の医療団感染症対策

You can download or view “FOR THE PREVENTION OF INFECTIONS”:

FOR THE PREVENTION OF INFECTIONS


感染症を防ぐために 家屋が浸水した被災地は、細菌やカビが繁殖しやすい状態にあります。普段よりも、ばい菌がたくさんいると考えましょう。

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症状 ばい菌が体内に入ると発熱、咳、下痢、嘔吐などを起こす可能性が高まります。

このような症状がある時は直ぐに医療者に相談して下さい。


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そこで手洗いが重要になります。
ばい菌が残りやすい部分があるので、意識して洗いましょう。

手洗い
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アルコール消毒 より効果的なのは、アルコール消毒です。
手にすり込むようにして、いつもより意識的に使用しましょう。

乾いた泥の砂埃は、肺、気管支、喉などを痛めます。また目に入ると痛みも生じます。炎症を避けるためにもマスク・眼鏡を着けるようにしましょう。




大切なことは免疫力を落とさないこと


では免疫力を維持するために何をしたらいいのでしょうか?


脱水を起こさない 熱中症対策

こまめな水分補給
ORS(経口補水液)の摂取
濡れタオル・保冷剤の活用
暑いのを我慢しない
 ⇒日中は涼しい場所を探して移動しましょう
寝る前にコップ一杯の水分を取る


食事に気を付ける 食中毒対策

配給された食事は速やかに食べる
時には捨てる勇気も持ちましょう

出来れば椅子に座って、よく噛んで、
同時に水分も意識して取りましょう

 ⇒便秘予防にもなります
梅干しは夏バテ、熱中症にも効果があるのでお勧めです


ストレスと 上手に付き合う

今は色々なことが大変だと思います。
そんな時は我慢しないで下さい。
誰かに話せると、それだけでも楽になるかも知れません。

無理は大敵。免疫力を維持するためには、こころの健康も大切です

(こころがすこし楽になる3つのコツ 参照)




こころがすこし楽になる3つのコツ
こころがすこし楽になる
3つのコツ
眠りのコツ実践講座
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