危機的なレベルの食糧不足と栄養失調
5歳未満の子ども200万人、妊娠・授乳中の女性114万人が深刻な栄養失調状態に

©MdM France
また昨年、洪水の発生や、汚水処理システムが機能せずに衛生状態が悪化したことにより、コレラの感染者数が急増しました。
コレラとは、コレラ菌を原因とする感染症の一つで、汚染された水や食物を介して感染し、下痢や嘔吐などの症状を引き起こします。すでに栄養失調状態にある人たちがコレラに感染すると、さらに悪化して命を落とす危険性が高まります。
この紛争の第一の犠牲者、それは、武器を持たない民間人にほかなりません。
< ご支援はこちらから >
世界の医療団のチームは休むことなく活動を続けていますが、これほど困難な状況に置かれているイエメンの人々のニーズに応えるには、活動の強化と、そのための緊急のご支援が必要です。
例えば、1万円のご寄付で栄養失調に苦しむ子ども20人のケアが可能になります。
どうか、皆さまのあたたかいご支援をお願いいたします。
例えば、1万円のご寄付で栄養失調に苦しむ子ども20人のケアが可能になります。
どうか、皆さまのあたたかいご支援をお願いいたします。
*世界の医療団は、受け取った寄附金を特定の支援プロジェクトのみに充てることなく、
頂戴した寄附の総額を支援活動全体に分配することを原則としています。
2019年の世界の医療団の主な活動実績

機能を失ったイエメンの医療体制
イエメンの医療体制は崩壊状態にあります。およそ半数の医療施設が機能していない、または一部のみ機能を保っている状態です。医療施設への攻撃、医療従事者の不足、給与の不払い、また、医薬品や治療に必要な物資が手に入らないことなどがその主な原因です。医療施設への無差別な攻撃は、これらを必要とする何千人、何万人もの民間人の医療アクセスを奪うことです。
私たちはこのような行為を断じて許すことはできません。

現在、16か所の医療施設の支援を行っています。そのうち15か所はイエメン保健省の管轄にあり、1か所は世界の医療団との連携のもと管理しています。
2020年には、移動手段や安全面を考慮しながら、南部において支援する医療施設をさらに増やし、新しい活動を展開していく計画を立てています。

©MdM France
世界の医療団が支援する医療施設での活動内容 ◆ 基本的な診療、慢性疾患の管理 ◆ 女性と子どもの栄養失調のケア ◆ 女性のケア:家族計画、出産、産前産後の診察 ◆ 心理ケア ◆ コレラ患者の診療 |
---|
世界の医療団の施設を訪れたHazimの父親の話
私の幼い息子Hazimが3 か月前に叔父を亡くしたとき、非常に強いショックを受け、こころを失ってしまったように思いました。暴力的になり、夜の恐怖に怯え、食欲がなくなりました。
世界の医療団で診てもらうと、強いストレスや不安による精神疾患を指摘されました。心理的ストレスに対する防御反応だそうです。
6回の診療で症状は落ち着きました。本当によかったです。
< ご支援はこちらから >
この紛争で最も犠牲になっているのは、幼い子どもたちを含む民間人です
今この瞬間も、栄養失調で苦しむ人たち、またその家族が私たちの医療を待っています
命を絶やさぬためには一刻の猶予もありません
どうか皆さまのあたたかいご支援をお願いいたします
今この瞬間も、栄養失調で苦しむ人たち、またその家族が私たちの医療を待っています
命を絶やさぬためには一刻の猶予もありません
どうか皆さまのあたたかいご支援をお願いいたします
*世界の医療団は、受け取った寄附金を特定の支援プロジェクトのみに充てることなく、
頂戴した寄附の総額を支援活動全体に分配することを原則としています。